ドイツ日記

ドイツ在住の大和撫子からのメッセージです。

ドイツでの移民の現状

ドイツはヨーロッパの中でも移民が最も多い国です。かつては、戦後の経済成長のために不足した労働力を埋めるために、外国で労働者を募集していました。そして、その時期にドイツに移り住んだ移民やその家族が今もドイツで生活しています。現在の問題は少子化のための人口の減少です。そのため、これからも移民を受け入れていく方針の下で、移民政策が行われています。

1950年から1960年にかけてドイツに移住した人の多くは、トルコ、イタリア、ギリシャなどの南ヨーロッパの人々です。また、共産主義が崩壊したことによってロシアや東ヨーロッパに移り住んでいたドイツ系の人たちがドイツに戻ってくるということも起こりました。

その中で、移民と現地の人との統合が上手くいかなかったという失敗がありました。その原因は、多くの移民が母国のコミュニティの中で暮らしているために、常に母国語を話しドイツ語を全く話すことができないからです。数十年住んでいても、一言もドイツ語を口にしないという人もいるそうです。そのような状態では、銀行 定期預金 金利などを調べて、自分の預貯金を増やしていくのも難しいでしょう。

これからは、移民と現地の人が統合し、社会の中で共同生活を送ることができるよう教育の面でも力を入れています。移民を対象にしたドイツ語やドイツの事情についてのコースが開講されており、新たにドイツに入ってきた移民はそれを受けることになります。